無線LAN 〜WPA2 規格に欠陥?!〜

先日、ネットでニュースを見ていたら、気になる記事を発見しました。無線を使ってパソコンなどをインターネットに接続する無線LANの規格にWi-Fiに欠陥があることがわかったと報道されていました。この規格は世界中で使われていて、最悪の場合、情報が盗み取られる恐れもあるということで、国の情報処理推進機構が、メーカーなどが配布する修正用のプログラムを早急に適用するよう呼びかけているそうです。

日本時間の2017/10/16夜、Wi-Fiで使われている通信を暗号化する技術のうち、最も安全性が高いとされているWPA2という方式に欠陥があるとベルギーの研究者が公表したそうです。この欠陥は、Wi-Fi規格の根本に関わるものでパソコンやスマートフォンなど無線でインターネットに接続するあらゆるものに影響が及ぶことになるそうです。

各メーカーの対応は、早いメーカーでは既に修正用のプログラムの配布が開始されているそうです。その他のメーカーも修正プログラムが準備、出来次第、配布を開始するとのことです。また、インターネット通信技術に詳しい専門家は、パソコンやスマートフォンだけでなく、ウェブカメラやプリンタなどのIoT機器にも修正プログラムを確実に適用することが重要だと指摘した上で、欠陥を悪用するには極めて高度な技術が必要で、Wi-Fiの電波が届く範囲でしか攻撃できないので慌てて安全性の低い方式に切替えず冷静な対応を呼びかけているそうです。